車のトラブルで最も多いのが、バッテリー上がりなどによるエンジンがかからない事です。
JAFの公式サイトでも依頼の約4割がバッテリー上がりと記載があります。
なぜバッテリー上がりが起こるのでしょうか?
大きな原因は2つ
・バッテリーの寿命による電圧不足
・エンジンを切った状態での電力消費に伴う蓄電量不足
バッテリーの寿命とは?
一般的にバッテリーの寿命は2年〜3年ほどと言われています。
車を乗る頻度によっても大きく変わります。
休日しか乗らない人だと2年持たない場合もありますし、毎日1時間以上乗る人の場合、3年以上使えることも多々あります。
車に載っているバッテリーはエンジンをかけて、走っている時にエンジンの力を使い発電し、バッテリーに電力を蓄電しています。
バッテリーの寿命を短くしてしまうのはバッテリー上がりを起こしてしまうこと
バッテリーの電力を一番使うタイミングはエンジン始動時になります。
例えば、子供の送迎のため、エンジンをかけ10分弱走り子供を降ろし、再びエンジンを掛けて家に帰ってくるだけでは、エンジン始動時に使った電力を貯める前に終わってしまい、電力がなくなっていき、底をつくとバッテリーが上がってしまって、朝エンジンをかけようと思ったら掛からないことになってしまいます。
バッテリーを上げてしまうと、バッテリーに大きなダメージを与えてしまい、寿命を早めることになります。
バッテリー上がりを起こすと、最大蓄電量が大きく落ちます。
交換して1年以内のバッテリーであれば、再充電すればまた使うことができますが、最大蓄電量が落ちるため、満充電しても新品の約半分ほどの性能しか出せなくなります。
仮に、すぐに2回バッテリーを起こしてしまうと、交換をした方が良い状態まで性能が悪化します。
そういった場合にはプロに診断してもらい、必要に応じて交換するようにしましょう。
エンジンを切った状態での電力消費に伴う蓄電量不足
先ほどお伝えした通り、バッテリーはエンジンの力を使い発電し、充電をします。
エンジンを切った状態では溜められた電力を使うだけになりますので、注意が必要です。
例えば、人を待っている中で、停車中にハザードをつけて、カーナビでテレビを見ていると、どんどん電力がなくなっていきます。エンジンを掛ける時が一番電力を消費しますので、テレビは見れていても、いざエンジンをかけて走り出そうとした場合、エンジンがかからないということになりかねません。
次によくあるのが、ルームランプをつけっぱなしにしてしまうケースです。
家に着いて、エンジンを切り、トランクルームでいい探し物をするためルームランプをつけたまま、消すのを忘れて一晩経ってしまうと、翌朝バッテリーが上がってしまっていた。ということもあります。
子供がいたずらでランプをつけていて気が付かず、そのままにしてしまう場合もあります。
車を離れる場合、ランプの消し忘れにも注意が必要です。
バッテリー上がりの時の対処方法は?
外部から電力を一時的に補う必要があります。
そういった場合に備えて装備を持っている人は少ないと思いますので、基本JAFか任意保険で加入しているロードサービスに助けてもらいましょう。
一度エンジンが掛かれば30分以上走行するとある程度電力が貯まりますので、その後使い続けることもできます。最近のロードサービスやJAFに処置してもらう場合バッテリーのチェックも受けられるケースが多いのでお願いしましょう。
自分で備える方法として、ブースターケーブルなどを車に積んでおくと安心です。ケーブルがあれば他の車と繋いでエンジンを掛ける事ができます。
駐車場で他の方に電力を分けてもらいエンジンを掛けることもできるでしょうし、他の車でエンジンが掛からない場合助けてあげることもできます。
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