基本車の価値(相場)は毎月数万円づつ落ちていきます。
しかし時期によってはもう少し待ってからの方が良い場合もあります。
売ると損が大きいタイミングは?
私の経験から特に値下がりが大きいタイミングは2つです。
・年末に近い
・新車購入から1年以内
年末に近い
中古車の価格(相場)はオークション(車のせり)での価格相場が基本になります。
オークションでは中古車販売業者や輸出業者が売買をしていますが、特に相場に影響するのが輸出業者の動きになります。
日本車は世界的に人気があり、輸出業者が日本のオークションで車を買い、船で運んだり、部品として売ったりしています。
輸出するための規制が各国様々ですが、新車から7年以上経過していると輸出できない国などもあり、売りたい国にいつ入港できるかが、とても大きなポイントになります。
年が変わってしまう11月から12月にかけてオークションで買ったとしても、運ぶ時間がかかるため年式が変わってしまうこともあるため、11月頃から輸出業者はオークションで車を買いません。
そのためその頃のオークション相場が急激に下落する年が多いことを買取店は知っているので、買取価格を抑えることをしなければなりません。
なので11月から年末にかけて車を売ろうと思った方は、少し待って年が明けてから動き出すことも一つの選択肢です。
2022年新車不足から始まった中古車バブルもちょうどこのタイミングで崩壊しました。
ただしこれは輸出が強い車種に限ります。代表例はアルファード、ランクル、SUV全般などです。日本規格の軽自動車やコンパクトカーはあまり影響がありません。
新車から1年以内
こんな人いないと思われるかもしれませんが、意外と新車を買ってすぐに乗り換えたいと思う方がいます。買って乗ったけどイメージと違ったや、大きすぎて不便すぎるなどです。
しかし新車から1年以内の買取価格が一番損が大きいと私は感じます。
冒頭で毎月価値が下がり続けるとお話ししましたが、大げさに言うと納車したタイミングでやく3分の2くらい値下がりします。300万円の車が200万円くらいになってしまうイメージです。
この1年落ちの車の中古車で並んでいるのは多くが、ディーラーで使っていた試乗車や登録済み使用車(いわゆる新古車)です。こいったものが多いのは毎月販売会社はメーカーとの計画台数を達成しようと必死で、ユーザー様販売だけで足りなかった場合、試乗車を入れ替えたり、販売店名義でナンバー登録し、計画達成をしています。
ナンバーを取得した時点で新車ではなくなり中古車で販売するしかなくなるため、新車よりも安い値段で販売します。そのためそういった車が相場として並び、ユーザー登録している車はそれよりも低い値段となりため、価格が落ちやすいです。
もちろん新車でなかなか買えない車は例外です。(ランドクルーザーなど)
もちろん2年経過するともっと価格は落ちますが、1年前よりも緩やかに値下がりしているため、少し我慢して多少乗ってもいいかと思います。
一番はやはり買って失敗したと思わないように、新車を選ぶときには試乗したりして自分のライフスタイルに合っているか、自宅の周りで不便にならないかよく考えておく必要があります。
コメント