新車を購入した際、ディーラーにて自動車保険をお勧めされた方も多いと思います。
その中で車両新価保険特約というものが入っていて説明聞いたけど本当に必要かな?とご質問をいただくことも多かった保険についてです。
車両新価保険特約は加入した方がいい
結論から言うと加入した方がいいと思います。
特にローンを組まれる方で、頭金をあまり用意ができない方がリスクが大きいので加入をお勧めします。
ローンを組む方で残価設定型を選ばれる方も加入をお勧めします。
加入した方がいい理由は?
万が一の事故によってローンの残債が問題で乗り換えできなかったり、乗り換える時に前の車の残債を足して乗り換えることになり、支払額が大きくなってしまうリスクがあるためです。
私も営業していた時そのようなことで大変な思いをされているお客様を何人も見てきました。
もちろん車両保険自体を使うケースがある確率は低いと思います。
ご自身の貯蓄や資産でそのリスクに対応できる(新たな新車を現金で購入できる)のであれば保険料が無駄になる場合が多いので、加入する必要はないと思います。そもそも車両保険自体も不要かと思います。
しかし、そのような方ばかりが車を買うのではなく、ローンで購入する方も多く、ローン残債に対してのリスク対策は考えておいた方が良いです。
この特約が適応になるような事故の場合は、ほぼ間違いなく、車の骨格部分(フレーム)等に損傷を受けていると思われます。
車両の骨格に損傷があり直した場合、修復歴あり(いわゆる事故車)となり、車両の価値が大きく減少します。もちろんしっかり修理すれば乗ることもできますが、いざ5年後の残価設定ローンの満期時に乗り換えようとしても設定金額まで価格がつかず、持ち出しが必要になったりします。
そして何より気分的に乗りたいと思わないのではないでしょうか?
事故にあった車両を見て、いくら綺麗に治ったとしても不安が残ると言う方も多くいらっしゃいます。
そういった点からもできることであれば新しい車に乗り換えたいと思う方が多いので、そういった場面に備えて加入した方が良いと思います。
車両新価保険特約って何?
ディーラーで説明を受けたけどいまいち覚えていない方も多いと思います。その日は車の説明も聞いて、契約して車の登録に必要な書類の説明を聞いて、そこから保険の説明も…。
そんな感じでクタクタで覚えられていない方も少なくないのでは?
スタッフはよく新価特約といった言い方をします。車両保険の中の特約で、新車から5年以内が加入できるものです。
車の事故で修理が必要になった場合、設定している価格の50%以上の修理金額が発生した場合、新車に乗り換える費用が保険から出る特約になります。
例えば400万円の保険をかけている場合、半分の200万円以上の修理額になると適用となります。
※保険会社によって多少内容が異なる場合がありますので、必ず内容を確認しましょう。
修理金額ってそんなに高額になるの?
結論高額になります。
そもそも車は一から作るよりも修復する方が大変な作業が必要と言われています。
時間や材料費がかかればかかるほど高額になります。
それに加え、最近の車はより鉄を強くするために特殊な加工がされていたり、安全支援システムがあったりと高額になる部品が多数あります。
例えばフロントガラス一つとっても10年前までは5万円前後で交換できていましたが、最近は20万円になるものは多数あります。
輸入車は特に高額になります。部品も基本輸入になりますので、為替にも影響しますし、世界的な価格高騰も影響します。
まとめ
新車で車両保険に加入するのであれば、車両新価保険特約にも加入をお勧めします。
保険料もそこまで高くなるわけでないケースが多いので、ローン支払額と保険料、駐車場代など毎月かかる費用等を考え、無理なく備えられるならば是非加入をお勧めいたします。
ネット保険でも取扱があるので比較検討してみてもいいかもしれません。
コメント